UEFAで2021-2022シーズンからアウェーゴール制度が廃止になると発表されましたね.
アウェーゴールとは,単純にアウェーでゴールをあげた数のことですね.
では,どんな時に使用されるのでしょうか?
これまでのUEFA主催のトーナメントの大会ではホーム&アウェー方式で試合を行い,2試合合計スコアが同点となった場合にアウェーで多く得点を上げたチームが勝ちあがるという方法を採用していました.
ホームでは勝率が高いとされていたため,アウェーでのゴールは貴重であるという考えがあったからです(サポーターの応援やコンディション調整の観点から).
そのためアウェーゴール方式という勝ち上がり方が採用されていました.
しかし,この50年以上続いた方法が撤廃されることが決定しました.
理由は,近年のホームアドバンテージの低下です.
UEFAによると統計が取られ始めた1970年代半ばから現代にいたるまで,勝率(ホーム/アウェイ)は(61パーセント/19パーセント)から(47パーセント/30パーセント),平均得点数(ホーム/アウェイ)は(2.02/0.95)から(1.58/1.15)とホームとアウェイの差が減っているそうです[2].
これまで様々なドラマを生んできたアウェーゴール方式が廃止されるのは残念な気もしますが,サッカーがいつまでも進化していることの現れかもしれませんね.
[引用文献]
[1] 50年以上続いたアウェイゴールルール撤廃決定!UEFAが21-22シーズンから採用へ
Yahoo!ニュース
Yahoo!ニュースは、新聞・通信社が配信するニュースのほか、映像、雑誌や個人の書き手が執筆する記事など多種多様なニュースを掲載しています。
[2] UEFA、ホームアドバンテージの減少を理由にアウェイゴール廃止を決定
UEFA、ホームアドバンテージの減少を理由にアウェイゴール廃止を決定 | サッカーキング
欧州サッカー連盟(UEFA)は24日、UEFA主催の大会でアウェイゴール・ルールを撤廃すると発表した。 アウェイゴール・ルールは、ノックアウト方式で、2試合···
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